タイ株 証券会社比較
タイ株 証券会社比較
タイ株に投資するには大きく分けて2つの方法があります。
1つ目は、タイ現地の証券会社で取引をする方法です。この場合のメリットは、個別株が運用できること、取引手数料が安いこと、株以外の他の金融商品にも選択肢が広がる点が挙げられます。反面、デメリットとしては引き落とし口座が現地銀行なので、日本からは出金ができないことです。
2つ目の方法は、日本国内の証券会社で取引をする方法です。この場合のメリットは、投資リターンをすぐに日本で出金できる点でしょう。反面、個別株の取引ができないこと、手数料が割高になることなどがデメリットとなります。
さて、満員御礼のお勧めですがは、将来移住の計画のあるタイ好きにはタイ現地証券会社を。将来的にも日本を拠点とするタイ好きには日本の証券会社をお勧めしたいと思います。
1. タイ現地の証券会社(日本語サポートあり)
タイ現地の証券会社を選ぶ場合、やはり日本語サポートが受けられるのが大きなポイントとなります。日本語そのもののサポートというより、日本人に対してお客様意識がある証券会社でないと、何かあったときにまともに取り合ってくれない可能性が高いからです。
そういった観点からタイの証券会社を選ぶと、日本人にはUnited SecuritiesとKT ZMICO Securitiesのみが選択肢として残るわけです。しかし、United Securitiesは2011年にUOBKHに吸収合併されてしまったため、サポート状況の情報がまだ不十分です。2012年1月時点で、タイ好きの最も安全な選択肢は、KT ZMICO Securitiesのみとなりそうです。
KT ZMICO Securities | UOB Kay Hian(United Securities) 2011年10月25日に合併吸収 |
|
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口座手数料 | なし | なし |
インターネット取引 | ○ | ○ |
証券口座金利 | 1.5% | |
取引手数料 | インターネット取引 →約定代金の0.15% 最低手数料50バーツ コールセンター取引 →約定代金の0.25% 最低手数料50バーツ |
インターネット取引 →約定代金の0.15% (cash balance account) コールセンター取引 約定代金の0.25% |
日本語サポート | ○ | △ |
備考 | 口座開設、インターネット取引などの 日本語資料が充実している。 |
2011年にUOBKHに合併。 今の所、あまり情報がない。 |
2. タイ株を扱う日本の証券会社
日本でタイの個別株を取引できるのは、アイザワ証券とユナイテッドワールド証券でしたが、ユナイテッドは既にタイ株取引から撤退してしまいました。選択肢としては、アイザワ証券が残りますが取扱い銘柄が限定され、手数料も最低で日本側売買手数料2,625円+現地証券会社手数料500バーツかかるなどあまりお勧めできません。
日本国内の証券会社では個別株よりは、手数料が安価な投資信託やETFを狙うのが現実的でしょう。ちなみに、私も少しタイのファンドを持っています。タイ株関連の投資信託やETFを選ぶ場合、「日本国内で設定されている投資信託やETF」か「外国籍の投資信託やETF」かを選びます。
結論からいいますと、手数料、取引の機動性から判断して、お勧めは良いものから順に「日本国籍ETF→外国籍ETF→日本国籍投資信託」となると思います。
以下に示すのが、主なタイ関連のETFや投資信託です。
運用会社 | 販売手数料 | 信託報酬 | 販売会社 | |
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(オーロラF) タイ投資F | 野村 | 2.1% | 1.49% | 野村證券 |
(ノムラ・アジア)ノムラ・タイ・フォーカス | 野村 | 3.15% | 1.73% | 野村證券 |
ETF (NEXT FUNDS) タイ株式指数連動型上場投信 |
野村 | 証券会社に依存 | 0.53% | 日本国内の証券会社各社 |
運用会社 | 販売手数料 | 信託報酬 | 販売会社 | |
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ETFiシェアーズ MSCI タイ・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド | ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ | Black Rock | 0.51~0.74% | SBI証券、マネックス証券、楽天証券 |
タイ株への投資に有利な証券会社
売買手数料が安い点、外国籍、両方のETFを取り扱っている点からSBI、マネックス証券、楽天証券がお勧めです。
個人的には、SBIを使っています。SBIは商品取扱い数がダントツでNo.1な反面、管理画面がイマイチ利用しずらい難点がありますが、まずまず満足して使っています。使い勝手は、やはりネットに長けている後発の楽天やマネックスの方が良いのかもしれません。ご利用の方がいらっしゃいましたら、タイ好きのために情報提供をお願いします。
タイ関連信託投資 | 売買手数料 | ||||||
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タイ投資F | タイフォーカス | NextFunds | i-Shares | 10万円約定 | 50万円約定 | 100万円約定 | |
SBI証券 | ○ | ○ | 145円 | 358円 | 639円 | ||
マネックス証券 | ○ | ○ | 105円 | 472円 | 1050円 | ||
楽天証券 | ○ | ○ | 145円 | 358円 | 639円 | ||
野村証券 | ○ | ○ | ○ | 500円 | 1000円 | 1000円 |
上記で挙げたタイ関連のETFや投資信託は、いずれもほぼタイ株式市場全体に連動して上下する性格を持つインデックス(指数)投資です。中長期に資産形成を目指すのであれば、このインデックス型投資信託/ETFを国際的に分散させる必要があります。
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