対円でのタイバーツレートがとうとう3100バーツ(=10,000円)まで下落しました。
2015年12月7日に「12月のFRB利上げの可能性高、今後の円バーツレートは?」(https://thaibaht.ryogae.com/column/decfrb-bahtyen/)を投稿し、2016年に3100まで下落する可能性が出てきたと予測しましたが、なんと1月中にそれが実現してしまいました。
15日の日経は、-93.84円安の17,147.11円、NYダウ株式相場は、更に急反落し、ダウ工業株30種平均は前日比390ドル97セント安の1万5988ドルで終え、あっさりと心理的節目の16,000を下回りました。2015年8月25日以来およそ4カ月半ぶりの安値となりました。米国の株価急落は中国の景気後退不安、オイル安、世界各地の政情不安など様々な原因が言われていますが、急落の起点はFRBの利上決定の直後であり、米国景気が加熱しているわけでもないのに、見切り発車的なFRBの利上げの代償が主要因ではないかと私は思います。
こうなると、リスク回避による円買が加速し、新興国通貨は売られます。年明けから悪にニュースのパレードで市場の不安定は、まだしばらく続きそうです。満員御礼両替所では、リスク回避による円買いによる対ドルに対する円高と、リスク回避による新興国通貨であるバーツ売りのバーツ安が同時に起こる結果、2月のバーツレートは3000~3200バーツ(10,000円)位の比較的幅広いレンジで上下すると予測しています。