日銀のマイナス金利政策を受け、29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に4日続落し、前日比2円20銭円安・ドル高の1ドル=121円00~10銭で取引を終えました。これを受けて、円バーツも前日比で急落し、前日比-2.28%の2947バーツ(=10,000円)で取引を終えました。グラフをごらん頂けば人目でわかるように、今のところ円バーツとドル円は綺麗に逆相関しています。
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円バーツレートは、3100突破を伝えた1月21日から、たった1週間で急落し2947まで約5%急落したことになります。今後は、暫く円安方向に振れやすい状況と推測できますが、アジアを中心に世界的な通過競争が起こる可能性が市場で語られ始めましたので、中国元(フアン)の動向に注目です。元(フアン)を切り下げれば、他のアジア通貨も自国通貨を下げてくるはずです。もし、通貨競争が生じた場合、先程ご紹介したグラフは、きれいな逆相関が崩れるでしょう。
円バーツレートは、しばらくは、予測が難しい状況になりそうです。