年明けから中国発金融市場の大混乱が続いています。
対USドルの中国人民元の下落に伴い今年に入って生じている金融市場の激しい変動で、シンガポールからオーストラリアに至る多くのアジアの中央銀行が金融緩和に追い込まれるとの観測がでてきています。
今年に入り既に、ベトナム国家銀行が毎営業日に実施する通貨ドンの対ドルレート設定を市場実勢に近づける変更をしています。
多くのASEAN諸国において、人民元の大幅な下落は中央銀行の為替レート決定に大きな影響を与え、人民元下落をにらみ、自国の対ドルレートを実勢レートに近づけてくる事が容易に予想されます。今後、タイ中央銀行も同様のオペレーションを実施してくると予測されます。
現在、円は、対ドルで円高方向に動いています。また、バーツは、対ドルに対して実勢レートに寄せるオペレーションを実施するとバース安は進むことが予想されます。こうなると、円はダブルで対バーツに対して高く動くため3100バーツ=1万円が現実味を帯びてきました。
ただ、現在の対ドルに対する円高は、中国株の先安観を背景のリスクオフ的な側面た大きく、円高の進行スピードに対する警戒感から円の上値は限定的だというのが市場の見方で、その後はまた120円代前後に戻ると予測されています。
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