本日の円バーツレートは3020バーツ(対10,000円)付近で取引されおり、円バーツレートは、1月10日を頂点に徐々に下落しています。
満員御礼の円バーツ為替チャート(http://thaibaht.ryogae.com/THBJPY.php)を見ると、短期的には、ドル円レートと負の相関があることがわかります。
http://thaibaht.ryogae.com/THBJPY.php
現在、各中央銀行の政策スタンスは以下に示した通りであり、いずれも緩和方向なら円安に傾き安いと考えていいでしょう。
ECB(欧州中央銀行) 欧州中央銀行(ECB)は3月にも追加緩和に踏み切る考えを示唆
FRB(米国中央銀行) 現状維持、3月のFOMC追加利上げ可能性残す
日銀 29日に今後の金融政策発表
市場では、ECBの3月の金融緩和はほぼ確実で、FRBの声明はほぼ予想通り、残る日銀に異次元緩和の期待がでています。
21日、欧州中央銀行が金融政策スタンスを見直す考えを示した結果、円は急激に対ドルに対して安くなり、現在も円安方向に向かっている。
29日、日銀が金融緩和を決定すれば再び円や再び円安方向に推移すると推測され、それにともない円バーツレートは2900前後に下落するものと推測されます。
ただ、今後の経済指標や世界的な株式市場の状況次第では、FRBも3月以降の利上げを見送るものと予想され、それにともない今度は円高、バーツ安の局面に再突入するでしょう。
2016年は、中国の景気減速不安、石油安に加え、FRB、ECB、日銀の政策バランスで円バーツレートが上下する不安定な相場になりそうです。