バーツ レート|タイバーツ満員御礼両替所

タイバーツ満員御礼両替コラム

2015年 11月 12日の投稿一覧

タイではATMキャッシングでタイバーツを両替するのは大損!

タイのATM画像

タイのお金は、タイバーツ(Baht)。

現在1バーツは日本円で約3.4円です。(2015.11月現在)

日本円⇒タイバーツの両替は、ATMキャッシングでもお得なのでしょうか?
答えはNO!です。絶対、ATMキャッシングするのは止めておきましょう。

クレジットカードでATMキャッシングをした場合にかかる手数料の概要を以下にまとめておきます。

1.キャッシングの実質年利は18%位でどこも、それ程かわりません。

2.ATM手数料 約250円程度

3.両替レート(そもそも両替レートが話にならない程悪いです。)

自分で実証実験するほどのこともなく、キャッシングは余程、急ぎでない限りタイでは利用しない方が良いでしょう。

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米国利上げと対円バーツレート

米利上げ

2015年11月10日(火)、ロイター調査によると「12月米利上げ確率70%、雇用統計受け「機熟した」」(http://jp.reuters.com/article/2015/11/10/usa-fed-poll-idJPKCN0SZ1X720151110)ということで、2015年12月の利上げは市場ではほぼ確実視されているようです。

単純に考えると、米国の金融政策が転換点を迎え今後金利が上がっていけば、ゼロ金利の日本円との金利差がどんどん広がっていきます。

そうなれば、1ドルが125円、130円、150円とどんどん円が進み、ドルと同様な動きをしてきたバーツに対しても現在の2915が、2800、2700、2500とバーツ安が進行しそうです。

しかし、歴史的に見て為替はそんなに単純な動きにはならないようです。
過去の歴史を紐解くと、米国の利上げ後、ドルは弱含むケースが殆どでした。
1971年8月15日のニクソン・ショック後、1971年8月28日からドル/円は変動相場制へと移行します。その後は、アメリカの金融緩和から金融引締め、つまり利上げ後は、一時的に対円に対するドル高が進みますが、その後は傾向的にドル安傾向になります。

1971年から2015年までに、こいういったケースが8回ありました。
1回の金融緩和の周期はだいたい6年くらいだということがわかりますね。
おそらくですが、この6年の間、FRBが時間をかけて市場対話をしているうちに、為替相場が利上げ分のドル高を既に織り込んでしまっているために、利上げ後はドル安になるのではないかと思います。

今回の利上げがもし12月に実行された場合にも、一時的に対ドルに対し130円までオーバーシュートして円安になることがあるかもしれませんが、その後は100円に向かって円高が進んでいくものと満員御礼両替所では予測しています。
つまり、バーツに置き換えれば、バーツは2500~2800位までバーツ高になった後、数年をかけて2018~2018年位に3500~4000バーツまでバーツ安になるのではないかと推測しています。

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アジア通貨危機後のバーツレート推移と今後の予測

アジア通貨危機

【アジア通貨危機】

アジア通貨危機

1997年のアジア通貨危機以前まで、他の多くの発展途上国のようにタイ・バーツはアメリカドルとのペッグ制(固定相場制)を取っていました。しかし1997年頃には、バーツのレートが実体経済よりも過大評価になっていることに、欧米のヘッジファンドが目を付けられます。

ヘッジファンドが為替市場で大量のバーツの空売りを仕掛け、タイ中央銀行はドルペッグを維持するためにドルを大量に売り、バーツを大量に買う為替オペレーションを行い、自国のバーツを防衛するため戦いました。しかし、当時のタイ中央銀行は外貨準備が自国通貨を防衛する十分な外貨準備が無く、外貨準備が底を突き、ドル売り介入が不可能になったため、7月にはドルペッグ制を放棄し、変動相場制に移行しました。

これにより対米ドルの為替レートは、1ドル25バーツ程度だったのが、数ヶ月で1ドル50バーツまで暴落し、IMFから救済を受けることになりました。このタイ中央銀行の敗北がきっかけとなり、インドネシアや韓国・フィリピンなども、ヘッジファンドの空売り攻撃を受ける事になり、これがアジア通貨危機へと発展していきました。

【アジア通貨危機後のバーツレート】

アジア通貨危機以降は、一時的にバーツは対ドルで50バーツまで落ちますが、その後、リーマンショック前までは30~45バーツ、2008年~2015年までは、1ドル=30~35バーツ程度の狭いレンジで安定しています。
クーデターや大規模なデモなど、政情不安があっても、さほど激しく変動はせず、ボックス圏での値動きです。

【アジア通貨危機後のバーツレート】

対円では、2005年~07年頃は円キャリートレードによる日本の円安期であり、2009~12年は民主党&白川日銀のデフレ政策による円高期、2012年からはアベノミクス&黒田日銀の金融緩和(インフレ目標)導入により再び円安に振れ、現在、対円では2915バーツ=10,000円付近で推移しています。

【今後のタイバーツレート予測】

上記は、2000年からの1円に対するバーツレートです。簡単のため、今後は10,000円にたいするバーツレート(例えば、2015年11月10日時点では約2915バーツ)の値を使います。2000年から2015年までの16年間のうち、約10年間は3500~4000のレインジにいます。

円に対する3000バーツを切ったバーツ高は、2007年、2013年、2015年の3年のみです。バーツ高というよりは、対円でのバーツレートを決めているのは日本の金融政策や金融事情です。2005年~07年頃は円キャリートレードによる日本の円安期であり、2012年からはアベノミクス&黒田日銀の金融緩和(インフレ目標)導入により再び円安に振れています。このため、ドルに吊られて変動するバーツレートも、上がったというわけです。

今後、米国のFRBが2015年12月以降に利上をすると思われます。米ドルが利上げすれば、円との金利差は一層開き、一時的に円の対ドルレートは130円近くまで下がるかもしれません。そして、その影響で更なるバーツ高になる可能性もあるでしょう。
しかし、歴史機的に見て為替相場は一方向に動くことは殆ど無く、米国の利上げ後は、数カ月ずれて円高になることが今までも繰り返されてきました。

満員御礼両替所では、2016年にバーツは一時的に2500~2800バーツまで上がり、その後は数年かけて3500~4000に下げと予測しています。

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タイバーツについて

【タイバーツとは】

タイバーツ(thai baht)は、タイ王国の通貨で、バーツの発行は、タイ中央銀行が行い1バーツ=100サタンです。ただ、実際にはサタンはあまり実社会では利用されていません。
バーツ通貨はタイ王国の他、メコンデルタ諸国であるラオス、カンボジア等でも普及しており、バーツ通貨圏を形成している。

【バーツ紙幣】

バーツ紙幣は10、20、50、100、500、1,000バーツが発行されており、2015年11月10日現在、1万円=2915バーツ程度で両替されている。

全紙幣の表面には現在のタイ国王ラーマ9世プーミポン・アドゥンラヤデートの肖像が印刷されている。

タイバーツ画像(thai baht)

【バーツ硬貨】

バーツ硬貨は25サタン、50サタン、1バーツ、2バーツ、5バーツ、10バーツがあるが実際に使われているのは、1バーツ、2バーツ、5バーツ、10バーツです。

タイバーツ硬貨(thai baht coin)

かつてはアルミニウムで鋳造された1サタン、5サタン、10サタン硬貨もあったが、現在では銀行にて流通するのみで、実社会ではあまり見かけない。

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